相手が正しくても、話は聞かなくていい。理由は2つあります。
1つは
「正しさ」が唯一無二じゃないこと。というか無数にあること。
難しいことを言うつもりはなくて。
例えば、ある人が「今のこの時代、成功するには起業がオススメ」
といったとしましょう。
50年努めれるかという以前に50年企業が持つかも怪しいし、
それを思うとサラリーマンも高リスク。
起業のリスクとそう変わらない。でもリターンは絶対的に違う、
そして起業って意外に簡単なんだ。ローコストでできる。
だから今こそチャンス……などという理由で。
で「確かにそのとおり」と言えるわけです。
しかし、ある人が「この時代、起業はオススメできない。普通に社員に」と言います。
曰く、皆成功できない。曰く、才能がいる。
曰く、それをいう人は、成功支援を仕事にしてる人で、貴方を餌にしたい人だ。
そんなに稼げるなら、人に勧める前に自分が事業を一つ増やすはず……
などなど。
そして「確かにその通り」とそれも言えるわけです。
ちなみに、上の意見は、自らも起業家であり起業支援の実績を多数持つホリエモン。
下の意見は、2ch元管理人のひろゆき氏の意見です。
両者とも、成功者であり、実績があり、そして、どちらの意見も正論ととれる。
でも、意見としては真逆。
こういう事はたくさんあって、上司にははっきり意見を言うのが正しいが、
ただハイハイいって機嫌をとるのも正しい。
真面目に誠意を持つ人が成功する、ずる賢いヤツが成功する。
この仕事を選ぶべきだった、選ぶべきでなかった。
環境が悪い、自分が悪い。
何かしろ、何もするな。
真反対なのに「どっちも正しい」なんてのがたくさんあります。
こんなのを「正しいから」と全部素直にしたがっていたらどうなるか?
スイカ割りで全員の声を信じるようなもんです。
その場でうろうろした挙句にどこにもたどり着けずに転ぶのがオチなんで。
「正反対にも正しさがある」
これが一つの理由です。
だから「俺の言う事は正論だから従え」とばかりに
きつく言う人いますけどそんなに気にしなくていいですよ。
正しさってどこにでもくっつくんです。
どこにでもつくっていう意味は、ちょっと深いです。
つまり、ダメ人間だと自覚してる人。
その人だって、自分なりの意見を持ってるわけです。
その人だって、正しさがあるんです。
自分も、それなりにニート⇔労働者を往復したのでいえますが。
ニートの時におかしいと感じた事って、やっぱ大体おかしいんですよ。
ここはここで、また語ると長くなるんですけど。
自分の意見に自信を持っていいと思います。
「相手が正論だから、反論してはいけない」なんてこともない。
「言う事を聞かなければいけない」ってこともない。
丸々受け止める必要なんてないんです。特に自分が受け止めることによって
大きく凹むようなら尚更。
正しさなんて、そう重要じゃない。前に進むエネルギーにはなりえない。
これが、正論なんてどうでもいい一つの理由。
もう一つの理由は、次回に語ります。
↓1クリックが前に進むエネルギーですので是非全部どうぞ
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